思ったことを書くだけの簡単なお仕事です

言語化というのは、私たちが常日頃行なっていることでありながら、またその難しさを感じることが多い事象の一つである。

 今日日、ツイッターをやっていない人は多く無いと思うが、中にはこんな経験をしたことがある人も多いのでは無いだろうか。

 

自分の日々思っていることを的確に言い表したツイートを見て、その人の卓越した「言語化能力」に舌を巻いた、というような経験だ。

 

ツイッターというのは、自分の突発的な感情や、重厚な思考まで、どんな文字情報でも発信することのできる非常に敷居の低いSNSである。(ツイッターSNSでは無いそうだが、議論の本質とは異なるので一般的に表現する。)

 

もちろん、人々の言語化能力は千差万別である。またツイッター上であえて自分の言語化能力を遺憾無く発揮している訳では無い、と考える人も大勢いるだろう。

 

だが自分は、的確な表現で言語化されたツイートを見るたびに、自分の文章作成力と比較して羨望してしまう。自分にツイ主のような言語化能力があればと。

 

これは結局、その人の思考力に羨望を覚えているのかもしれない。

サピア=ウォーフの提唱する「言語相対性理論」によれば、言語=思考と考えられているからだ。(もちろんこの理論はあくまで仮説に過ぎないが、私は支持している。言語と思考のどちらが先か、という矛盾点は指摘されているが、この矛盾そのものが無意味であると思う。言語の起源は解明されていない上に、突然変異説すら提唱されている生物学的な議論でもあるので、鶏と卵の起源論と同様の議論はできないのだ。)

 

となれば、自分の言語化能力を向上させたいと願うことは、論理的思考力を身に付けたいと考えることとほぼ同値と思われる。

 

この初投稿を皮切りに、これから、思考力を身に付けていきたい所存です。